REVICの手続には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

1. メリット

REVICは、これまで多数の案件において金融機関と交渉した実績があります。その中で、金融機関から、債権放棄を含め金融支援要請に関する同意を得た実績も多くあり、この強い利害調整機能がREVICを利用するメリットといえます。
また、REVIC自身が融資をすることができるため、REVICによる債権買取を行う結果、対象とする金融機関の数を減らすことができるというメリットもあります。
さらに、REVICは事業者に対して出資を行うこともできます。
加えて、事業再生計画の履行のために必要な人材の派遣をREVICから受けることもできるというメリットもあります。

2. デメリット

REVICの手続については、手続が法令で定められているため、スケジュールが硬直的になるという点がデメリットとして挙げられます。
また、REVICによる出融資を含めた検討が行われるため、費用面での負担が大きいことが想定されるという点も、デメリットとして考えられます。

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